まだ若かれしころショッピングモールの有名版画家の即売会で、なかなかいいなぁと見ていたら何とか売りたいとしゃべりまくる販売員の女性の話を30分以上黙って聞き、「いいですね。イタリアの芸術も見てみますか?」と駐車場まで連れて行き、デルタを見せたらそれまでの饒舌が無言になり、「乗ってみてもいいですよ」と言ったら「けっこうです」とそそくさと去られました。
あれから約30年、マイディーラーは遠いのでジュリアのカタログをネットで申込んだらアンケートの電話が来て、「アルファロメオ を検討のご選択に入れていただいた理由をよろしければお教えください」と聞かれ「アルファロメオ だからです」と答えたら「・・・・・」と、それまで流れるように話すオペレーターを無言にさせてしまいました。「何なんだ、このアルファ●カは!」とでも思われたんでしょうね。
先の話はランチアでしたが、何なんでしょうね、この盲目的なものは。
当初はドイツのライバルを意識しすぎとか、デザインにブサカワ感が無くなり、ライバル並に人気が出てしまうのではないかと心配(?)したジュリアですが、気がつくと「アルファロメオ 」以外の何者でもなく、「心配」は取り越し苦労でしかなく、それはそれで逆に心配になってます(笑)
走りに関することを少し。
最近の車は出力モードやダンパーの減衰力がスイッチ一つで変えられるわけですが、ダイナミックモードでぶん回すとこれまた爽快感が違うわけですね。
で、ぶん回した時のハンドリングですが、ジュリエッタはナマクラながらエッジが立つという感じでしたが、ジュリアは非常にソリッドで更にエッジが立つという感じで、手のひらの感覚と背中、尻、タイヤ、路面が細い線でつながるんですが、何かピアノ線のような強く硬いもので繋がれている感覚です。非常に研ぎ澄まされた感覚です。
先のデルタの時は歩道を乗り越えて店に入る時は歩道のカーブに沿ってボディがしなる感じでしたが、それに比べれば雲泥の差のボディ剛性の恩恵と細身のステアリングのせいもあるかもしれません。
以下は結局「アルファロメオ だから」ということしか言えない、ただただアルファ●カの写真です。

この色も何を使っているんでしょうね、メタリックが何か深いというか艶かしい表情を見せます。

写真でなかなか表せないのですが、シートのリブ幅もこの幅じゃないとデザイン的にはダメです。広過ぎても細過ぎてもダメです。
キリがないのでこれくらいにしときます^_^

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