あれから30㎞ほど走りましたが、やっぱり書かずにはいられない、、、
デルタ・インテグラーレで獣が峠を駆け上がる感覚と、アルファのV6が咽びながら謳い上げるあの感覚以来の、何かが体のどこかから噴き出る感覚です。
まず準備としてシートポジション。これだけ調整箇所があれば合わないハズは無いのですが、ステアリングのテレスコ調整も加えて、欲しいポジションにぴったりです。
フルバケで6点式で固定すると、窮屈そうに思えて実はズレない分疲れないし、車の挙動を全身で掴むことができるので運転自体も楽で、その感覚に近いです。
残念ながら今までの経験では、レース用以外ではここまでフィットすることはありませんでした。
以前代車でジュリアのスーパーに乗っていたことがあるのですが、家族はお気に入りで、「スーッと走る」と好評だったので今回もその評価を借りて家族の了解を得ました。
でもこれはジュリアのベローチェ、スポーツ仕立てがウリです。案の定、昨日5㎞走った時は「あの車ほどスーッと走らない」との感想が家族から、、、バレました。低速での段差越えなど、明らかに硬いです。
しかしこれが、自分のドライビングモードをスポーツに変える手前くらいでもぴったり合う硬さになってきます。さらにちょっと自分のドライビングモードをスポーツにシフトさせると、、
何かが噴き出る瞬間です。
数多あるインプレッションの受け売りをするつもりはありませんが、デルタで獣が峠を駆け上がる時のように、大きさや重さの感覚が消え去る瞬間です。
ミッションはトルコンの8段で、トルコンに乗るのは亡くなった叔父さんの形見にもらったニューマンのTI(1800)以来でざっと30年以上前です。代車のジュリアスーパーの時はホントにシフトアップしているのがわからないほど「スーッと」行ってくれていたのですが、このベローチェは2000回転代でほぼ最大トルクとなる40キロを発生するからか、若干シフトの継ぎ目がわかります(ニューマンの時代に比べたら、全く別物ですが)。
私達の世代は、「オートマのようにマニュアルを操り、マニュアルのようにオートマを運転する」などと今や訳のわからぬことを言っていましが、トルコン媒介ながらエンジンのトルクとパワーバンドを意識しながら、運転できる情報を的確にフィードバックしてくれます。
ノーマルモードでこんな調子ですので、ダイナミックモードは一度だけ入れただけですが、その片鱗を垣間見るまでいけてません。
ノーマルモードでのコーナリング中のアクセル操作に対するパワーの付き方でも何かが噴き出るくらいですので、ダイナミックモードで堪能するにはもう少しノーマルモードで免疫をつけてからの方がよさそうです。
商売的にはいわゆるプレミアムカーがしのぎを削るDセグメントで、巷のインプレッションでは勝負の土俵に乗ったとか、あと少しとか言われていますが、私にはアルファはこれで6台目、土俵に乗った乗らないも嬉しいですが、何かが噴き出る感覚を取り戻しただけでも私には号泣モノです。
しばらく続くと思います。
#ジュリア
#ジュリアベローチェ
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